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「導入」で終わらせない生成AI ― Agentic Enterpriseへの実践ロードマップ 受付終了
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NTT DATA Next Gen Future vol.69

「導入」で終わらせない生成AI ― Agentic Enterpriseへの実践ロードマップ

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生成AIの導入は進む一方で、部門単位の実証にとどまり活用が広がらない企業も少なくありません。本講演では、「自動化」と「自律化」の違いを整理し、AIエージェントを前提とした“Agentic Enterprise”の考え方を紹介します。その上で、導入から定着・活用拡張へと進む実践ロードマップを示し、生成AIを継続的に活かすための具体的アプローチを共有します。

このような方におすすめ

  • 生成AIを導入しているが、部門止まりで全社展開に課題を感じている方
  • ガバナンスに不安を抱えている管理職の方

NTTデータ テクノロジーコンサルティング事業部 片野 利佳

2016年に新卒でNTTデータに入社。主に公共領域のお客様に向けた、OCRソリューションやRPAソリューションを用いた業務効率化プロジェクトをリードしてきた。 2024年から現職に関わり、生成AIによる現場業務の効率化、組織内の活用支援を推進中。

NTTデータ テクノロジーコンサルティング事業部 宮地 晃都

某化学メーカー向けのSalesforce活用伴走支援に従事し、SAP連携の開発もリード。その後、社内研修の企画・運営やエージェントユースケース開発・検証に従事しながら、 ChatGPT/Gemini活用支援プログラムのデリバリに参画。 リテラシの底上げから個別課題解決まで、様々な業界企業に対して業務における生成AI利活用の支援に携わる。

セミナーレポート

生成AI活用が目指す世界と3つの壁

まず現在の国内における生成AIの活用状況ですが、調査によると、生成AIの活用を推進していない理由として、「推進する専門人材がいない」「活用する利点、欠点を評価できない」といった回答が約半数を占めています。つまり、多くの企業が関心はあるものの、進め方が分からずに踏み出せていないのが実態です。実際の現場でも、ツールは導入したものの活用方法が分からず、結果的に使われなくなってしまうという声をよく耳にします。

こうした状況を踏まえると、生成AIの活用は単なる業務効率化にとどまらず、業務の進め方そのものを変革する取り組みとして捉える必要があります。目指すべき企業の姿は「Agentic Enterprise」、すなわち人とAIが協働しながら業務が自律的に回る組織です。従来は人がツールを使う形でしたが、これからは人とAIが役割分担しながら業務を進める形へと変わっていきます。

とはいえその実現は簡単ではありません。現場では大きく3つの壁に直面します。第1が導入の壁で、新しいツールに対する拒否感や日常業務の忙しさから活用が進まないという課題があります。第2が定着の壁で、最初は使われても継続的な活用につながらないケースです。第3は成果の壁で、生成AIを導入しても便利ツールにとどまり投資に見合う効果が得られないという問題です。これらの壁は企業ごとに状況が異なるため、自社の状態に応じて段階的に乗り越えていく必要があります。

先述した壁を乗り越えるためには、3つのフェーズで段階的に推進することが重要です。まずフェーズ1では、議事録作成や資料作成など日常業務でとにかく使うことから始めます。次にフェーズ2では、特定業務の中でAIエージェントを活用し、人とAIが協働する形を作ります。そしてフェーズ3では、部門間のデータ連携やエージェントの連携を通じて、事業全体へと活用を拡大していきます。このように段階的に壁を取り除いていくことが重要です。

ここで重要なのは個別施策ではなく組織全体としての推進する仕組を整えることです。戦略策定からIT環境整備まで幅広い対応が求められます。

組織的な取り組みとして特に戦略面では、個別テーマを積み上げるだけでは大きな成果を創出するのが難しいため、経営ビジョンや中期経営計画に基づいてテーマを設定することが重要です。その上で、生成AIを前提に業務プロセスや事業の進め方を再設計していく必要があります。さらに、効果やコストを踏まえたロードマップを策定し、優先順位を明確にしていくことが求められます。

次に運用・評価面では、PoCを実施して終わりにするのではなく、評価と改善のサイクルを回す仕組みが重要です。業務削減効果や利用率などの指標を設定し、継続的にモニタリングすることで、効果を検証し、継続的な改善や再投資につなげていくことが重要です。

活用支援の面では、特定部門での成功事例が横展開や全社展開されずに終わるケースが多いため、成果を全社に広げる仕組みも重要です。ユースケースを抽出し、共有・展開するサイクルを構築する必要があります。

NTTデータにおける生成AIを活用した業務変革支援

生成AIによる業務変革を実現するには、戦略の策定、運用評価、部門連携、人材育成、環境整備といった複数の取り組みを継続的に進める必要があります。これらは特定のフェーズだけでなく、すべての段階で並行して実施していくことが求められます。

NTTデータはOpenAI、Google Cloudという2つの生成AIテクノロジーベンダーと強力なパートナーシップを結んでおり、独自のアクセラレーションプログラムを通じて伴走支援を行っており、構想策定から現場への定着、さらには内製化まで一貫して支援しています。このプログラムでは、CoEの活動支援、ユーザー向けハンズオン研修、ユースケース創出支援、技術的な伴走支援、エージェント構想策定などを提供しています。

事例紹介

アクセラレーションプログラムの事例を紹介しますと、製造業A社様では生成AIの導入後、リソースやノウハウが不足しており、導入後に拠点や個人で活用のばらつきがあることも課題となっていました。そこでCoEと現場の両面から支援を行い、事例集制作の支援、全国を対象としたハンズオン研修を実施しています。その結果、現場の理解度は90%以上に向上し、継続的・安定的に活用できる基盤を確立しました。

またB社では、2025年度で10万時間、2028年度に100万時間削減という目標の達成に向けて、KPI/KGI最適化、可視化のためのダッシュボード構築支援、人材育成、現場研修を体系的に実施しました。その結果、800件以上の活用事例が創出され、年間11万時間の削減を実現しています。月次利用率も86%という高水準を維持しており、現場での実践的な活用が定着しています。

このようにアクセラレーションプログラムは私たちがお客様に深い部分で支援をしていくだけではなく、お客様自身で内製化できる仕組みを整え、具体的な成果までつなげることができます。

生成AIによる変革支援に関心をお持ちのお客様はぜひ私たちにご相談ください。

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