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Instagram活用最前線!売上に繋がるインフルエンサー戦略 受付終了
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NTT DATA Next Gen Future vol.23

Instagram活用最前線!売上に繋がるインフルエンサー戦略

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インフルエンサーを活用する取り組みは多くの企業で一般化されていますが、 その多くは認知止まりで、売上に直結していないのが実情です。 本セミナーでは、単にインフルエンサー活用だけでは難しい「売上」や その先の「プロパー価格販売」まで追求した最新事例をご紹介します。 さらに、新サービスの無料トライアルもご案内します。

#SNS活用 #インフルエンサー #C2C経済圏 #新サービス

このような方におすすめ

  • アパレル業界・リテール業界の方
  • SNS活用・インフルエンサーマーケティングに課題をお持ちの方
  • 新しい販売チャネルにご興味のある方

株式会社NTTデータ SDDX事業部 神野 雄也

2010年NTTデータ入社。メディア業界向け顧客営業としてキャリアスタートしたのち、最新テクノロジーを活用した新規ビジネス企画を一貫して担当。現在はメディア/リテール業界知見を活かし、C2Cコマースプラットフォームの企画・開発に取り組んでいる。

セミナーレポート

売上という事業成果に向けた、個人(インフルエンサー)活用のアップデート

私はインフルエンサーさんなど個人の影響力が拡大していくなか、それをどうすれば企業様の売上や事業構造の変革につなげられるかをミッションに新規の事業開発を担当しています。今回は売上という事業成果に向けた、個人(インフルエンサー)活用のアップデートと題して、個人活用の本質的なポテンシャルとは何なのかを整理して、具体的なアップデートのための3つのインサイトをご紹介します。そしてNTTデータの具体的なチャレンジをご覧いただきます。

個人(インフルエンサー)活用の本質的なポテンシャル

まず社会の変化を見ていきますと、リアルの時代、検索の時代を経て、現在はソーシャルの時代に移っています。リアルの時代は駅チカや主要駅がコミュニケーションの入り口でした。検索の時代ではGoogleさんなどのプラットフォーマーが重要になりました。そして現在は個人のアテンションがコミュニケーションの主要な入り口になっています。個人の影響力の拡大はあらゆる企業にとって2020年代の不可逆なトレンドになると考えております。

こうした動向を背景に、個人の影響力を活用しようというインフルエンサーマーケティングが誕生してきました。しかし今日のインフルエンサーマーケティングは、売上という事業に直結した成果になかなか到達しない、ROIが見えづらい、などの問題があり、企業様のなかでは「個人の影響力は重要だが、結局は認知の媒体」という位置づけにとどまっている例が多いようです。

私たちは、個人の影響力には企業様のポートフォリオそのものを変えられる、もっと大きなポテンシャルがあると考えています。

例えば、「個人の販売チャネル化」です。店舗、ECに加えて個人の販売チャネルが第3のチャネルになったら、店舗の役割を見直すことになり、土地代や人件費といった固定費を見直すことにつながります。つまり事業構造そのものの転換につながるのです。

もう1つは「適正価格での取引」という、コマースそのものの変革です。皆様も友人や知人がおすすめする商品を聞いて共感して買った経験はあるかと思います。個人間のコミュニケーション、C2Cコミュニケーションの本質は商品への共感にあります。従来の価格ありきのコマース体験から、商品の良さに共感して買うコマース体験への移行により、企業様の利益率向上というポテンシャルを持っていると考えています。

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個人活用のアップデートを考える3つのインサイト

次にソーシャルメディアの変遷を振り返ってみます。
まずFacebookですが、その主役は友達のコンテンツで、比較的クローズドなソーシャルネットワーク空間でした。
次に登場したのがInstagramです。ここでコンテンツの主役は、友達からインフルエンサーに移り変わります。友達の話よりも何かに秀でている人や有名人の話の方が面白いという考え方になり、フォロワー数を多く持つ人が輝く時代になりました。
そして現在はTikTokの時代に移り変わっています。コンテンツの主役はインフルエンサーから、無名ですが有益なコンテンツへと変わっていきます。つまり有名無名にかかわらず「みんなが面白いと思ったコンテンツが面白い」という考え方です。

さらに注目すべきトレンドとして、あらゆるソーシャルメディアでアルゴリズムによるレコメンデーション要素が強まってきていることを上げることができます。

そこで1つ目のインサイトは、「活用すべき個人の層が拡大していく」という点です。
これまではフォロワー数が多ければリーチできるという考え方でしたが、ソーシャルメディア側のレコメンド要素が強まっていきますと、フォロワー数の価値が低下していきます。従来のフォロワー数の多い限られた個人と関係を築くことから、間口を広げてより多くの個人と関係を築いていく必要があるのではないかと考えます。

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次にソーシャルメディアとコマースの体験について考えていきます。ここで欠かせないのがInstagramですが、2つの大きな潮流が生まれてきていると思います。
1つはインフルエンサーマーケティングの誕生です。多くのアテンションを持つ個人によるPR投稿が当たり前となっているわけですが、さきほど申し上げた通り売上に至りづらいとかROIが見えづらいといった課題を皆様抱えておられるのではないでしょうか。
もう1つの潮流は、ソーシャルメディア自体のコマース化です。特にアメリカなどでは、Instagram上で支払いや決済が完了できるショッピング機能などさまざまな挑戦がなされていますが、総じて言うとあまりうまく行っていないという現状です。

ここでインサイトの2つ目として「認知からそのまま購入には至りづらい」ことが上げられます。
ソーシャルメディアで認知はできるものの、本来コマース体験に必要な興味喚起や比較検討を促進していく役割が欠落しているため、購入には直結していないというのがインサイトの2つ目です。

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3つ目のインサイトは「企業が主導権を握る体験は受容されづらい」という点です。
現在の手法の多くは企業が個人に依頼して消費者に紹介するというスキームになっています。しかしこうしたギフティングあるいは報酬ありきの消費者体験は、実は誰も得をしていないという調査結果があります。9割以上の消費者はギフティングにネガティブなイメージを持っており、約7割の個人の方は企業案件を実施した結果フォロワーが減った経験があるという結果が出ています。

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まとめると、今日の個人(インフルエンサー)活用のマーケティングは、活用できる個人の範囲が狭い、認知にとどまり購入への誘導力が弱い、個人に紹介してもらうことに費用を投下してROI が見えない、企業主導の商品選定にとどまっているなどの理由から、効率的とは言えないと私たちは考えています。

個人活用をアップデートするNTTデータの取組み

NTTデータの考える個人活用のアップデートの方向性は、企業主導の消費者体験・スキームから個人主導の消費者体験・スキームへ移行し、再設計することです。個人を認知の媒体、言ってしまえば脇役にするのではなくコマースの主体として捉え直すことが必要だと思っています。

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具体的な事例としてNTTデータが一昨年から実験的に取り組んでいるのが「個人が運営するセレクトショップ」です。これは個人がブランド様を横断して商品を厳選し、紹介し、販売できるという、オンライン上のセレクトショップです。
消費者の方はSNSなどを通じて個人のセレクトショップ空間に訪れます。ここには企業側の意思はなく、個人が本当に良いと思う商品が本人の動画あるいは画像付きで紹介されます。
例えば低身長で骨格ストレートな運営主であれば、そういった体型の方に向けて商品を紹介することができます。あるいは、あるブランドが大好きな個人の方であれば、偏愛チックに商品紹介することもできます。
私たちは、ここで従来の膨大な商品から検索・比較しながら購入するという価格ありきの体験ではなく、あくまで身体的特徴やセンスの近い個人が厳選した商品の良さを知って購入するという、新しい検索レスな体験を提供していきたいと考えています。

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個人活用のアップデート像をまとめると以下のようになります。
・個人は認知の媒体ではなくコマースの主体であるということを主眼に置きます。
・身体的特徴あるいはセンスの近い個人の最愛商品を購入するという、検索レスな体験を提供します。
・消費者には商品そのものの良さに共感いただき、価格ありきで選ぶのではない購入体験をしていただきます。
・それにより企業様は適正価格での取引というメリットを創出できます。
・企業様から個人には、紹介ではなく成果に対して報酬を支払います。

この循環を回すことがNTTデータの考える個人活用のアップデートされた姿です。
さらに私たちが個人に対して、お客様が何を求めているかをデジタルの力できちんとフィードバックし、経験と勘に頼らず商品を適切にセレクトしていただくことで、購入までの再現性を高めていくことができると考えています。

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まとめとご案内- Lectit

今回ご紹介したインサイトとアップデートの方向性を下にまとめます。

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今回ご紹介しました個人を中心に消費者とブランド様をつなぐセレクト型のコマースプラットフォームを、NTTデータでは2023年4月にサービス開始予定で、ご出店いただくブランド様、リテイラー様を募集しております。
複雑なシステム連携は不要で、ご契約いただくだけでアップデートされた個人(インフルエンサー)をご活用いただけます。無償のトライアルプランもございますので、ご興味をお持ちの企業様がおられましたらご相談いただければと思います。

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NTTデータでは、個人を活用することによって消費者にこれまでにないコマース体験を提供し、商品そのものの良さを理解していただくことで適正価格のコマース体系に移行していくことを企業様と力を合わせて実現できればと考えております。

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